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メガネレンズのキズ

レンズの傷は「ああ、あの時につけてしまったのか」と思い当たる事もありますが、
知らない間につけてしまったものがほとんどです。そして、メガネレンズに付く傷は様々な原因によるものです。
その一つ一つについて理解しておく事でメガネレンズの傷を少なくする事ができるのではないでしょうか。

*何かでこすれてしまった表面の引っかき傷(スクラッチ)
*ぶつけたり落としてしまってレンズにできるへこんだ瑕
*ふちなしメガネを落としたりするとできる欠け
*熱でプラスティックのレンズの表面にできる無数のひび(クラック)
*様々のキズがもとでレンズの表面コートが剥がれ落ちるコートはげ
*水をつけたまま乾かす事でレンズ表面にシミができる水ヤケ
*水以外の整髪料・カビ取り薬品・草木の消毒液
*酸性・アルカリ性の洗剤などいろいろなものでシミになりますので
お気をつけいただきたいものです。

こんなに大事に使っていたのに、なんで、どうしてというやり場の無い気持ち。
そういう事がおきないために、あらかじめ対処法を頭に入れておきましょう。

メガネレンズの性質

    ◎メガネのプラスティックレンズは柔らかいものだと頭に入れておきましょう。
レンズがきれいに見えていても、硬くて細かい粒子(空気中の鉄粉や石英砂の粒子など)が付いています。そんな状態のレンズを乾拭き(からぶき)してしまいますと、目に見えないキズが付いてしまいます。そこから、水分や
アルカリ性の水溶液(石鹸分・シャンプー・ボディーシャンプーなど)が染み込み、キズの周りのコートを侵し目に見えるようになります。そうなってから、気が付くのですが、すでに後の祭り。「何もしていないのにキズになってしまった。」ということになります。レンズを拭く前には、面倒でも、必ず水ですすいで、目に見えない汚れや
粒子を落とし、水分を押し拭きして取り除いてから、専用クリーナーやメガネ拭きで軽く拭いてください。
最近のメガネ拭きは性能が良いので、力をこめて拭かないで下さい。
かえってレンズにキズがつきます。サンドイッチをつまむくらいの力で拭いて下さい。
    ◎熱に弱いです。
プラスティックレンズはベースになるプラスティックの部分(有機材)に反射防止コートや水や汚れをつきにくくする撥水コート、防傷コートを(これらは無機材)数重に貼り付けてできています。熱が加わりますとプラスティック部分とコート部分でそれぞれ熱膨張率が異なりますので伸び代に差ができてひび割れが生じてしまいます。プラスティックのベース部分は50~60℃で膨張し始めますのでドライヤーの熱を直接当てたりサウナ風呂での仕様はレンズに大きなダメージを当てることになります。夏場の炎天下に置いた車に入るときはアや窓を開けて空気を入れ替えて、室温を下げて下さい。もちろんメガネを車に入れておかないで下さい。熱コートのレンズでも80~90℃で傷みが出ることがあります。
    ◎表面コートは繊細ではがれる事があります。
レンズ面の拭きキズや熱によるひび割れ(クラック)などから水分やアルカリ性水溶液が染み込んで、レンズベースとコートの密着性を弱めてしまいますと、コートが剥離して大きく目立つようになってしまいます。石鹸、シャンプー、ボディーシャンプー、化粧品、汗、ヘヤースプレイなどで剥がれをすすめる事がありますので気をつけて下さい。時々「汚れがうまく取れないのだが」とメガネをクリーニングにお越しになるかたのメガネを拝見しますと、汚れが付いているのではなくコートが剥がれてしまっているものがあります。これはいくら拭いても
取れるものではありません。こうなるとメガネのレンズを交換するしか直す方法がありませんので、お気をつけていただきたいと思います。

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      ★参考までに、下にレンズのキズの写真を載せておきます。★

*水洗いしないで乾拭きをしたときにできたキズ
   
から拭きによる縦・横方向の細かいキズです。右側が顕微鏡での拡大写真ですが、
空気中のチリや砂利埃などと一緒にから拭きする事で付いてしまいます。
最初のうちは見えないような傷ですが、そこからだんだんコート(レンズ表面の微細膜)が
剥がれて、ある程度の大きさになると視認できるようになります。で、キズが付いた!
となってしまいます。傷つけた自覚のない傷です。

*熱によるクラック(ひび割れ)です。
  
熱によるレンズコートのクラック(ひび割れ)です。レンズの広範囲にできています。
次段階としてコートハゲが起きる事が多いです。
たとえ購入直後でもプラスティックレンズは60℃以上の高温になりますとレンズ本体の
プラスティック部分が急激に膨張し、表面に接着してあるコート(薄膜)は熱膨張率が違うため
膨張せずに割れてしまいます。
炎天下の車中やサウナ、ドライヤーの熱風、焼き肉やバーベキューで焼きながら食べる時
60°C以上になりますので、ご注意ください。
ダッシュボードに入れておいても、日光が当たらなくても、60℃以上になればクラックは生じます。
よく見ないとわからないことが多く、夜間にヘッドライトを照射されるとひび割れ部分で光が乱反射して
とてもまぶしく感じ気が付くこともあります。

*レンズコートの脱落・コート剥がれ
  
レンズのコートはがれの様子です。細かいキズの周りのコート部分まで取れてきています。
こうなるとハッキリ目でわかります。

メガネレンズは表面・裏面の精密なカーブ設計によって作成されております。
よく、傷ができた時に「磨いてください」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、
レンズはキズを取るために磨く事はできません。
精密なカーブが磨く事で歪になってしまい、余計に見にくく、目だってしまいます。
また、同様に、はげてしまったコートもコーティングだけしなおす事はできません。
是非、キズをつけないようなお取扱いをお願い致します。



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